太陽がある限り、紫外線を完全にシャットアウトするというのは不可能に近いですよね。それでなくてもUVケアを怠ったばっかりに、ついうっかり日焼けしてしまうことも少なくありません。
このページでは、日焼けした肌に対して最低限どんなケアをすべきなのかをご紹介しています。
日焼けした肌にはアフターケアが必須
うっかり日焼けしてしまっても、わざと日焼けしていてもアフターケアはしっかりしなければなりません。なぜなら、肌は紫外線を浴びることで軽い火傷を起こしている状態。
もし、火傷をしてしまったらなんらかの応急処置を行うもの。それを同じで日焼け肌にも応急処置が必要なんです。
「もともと肌は丈夫だし、荒れているように見えない」と感じても日焼け後にしっかりアフターケアをしないでいると、肌荒れを起こすこともあるので注意してください。
では、具体的にどのようなアフターケアをすべきなのでしょうか?次で詳しく説明していきますね。
火照った肌をクールダウンさせる
やけどした場合も、まずは患部をしっかりと冷やしますよね?それと同じで日焼けした肌も冷却することが必要です。
お風呂で冷水シャワーを当てるのが一番やりやすい方法ではないでしょうか?ただし、日焼けした肌はデリケートなので、水圧の強いシャワーだと肌へ負担をかけることになるので注意してくださいね。
赤みが強い日焼けの場合は、日焼け当日は熱めのお湯に入るのは避けておかなければ、炎症を長引かせる原因になります。
クールダウンさせた後も、タオルでゴシゴシ拭くのではなく水分を吸い取るようにしてくださいね。
水分をたっぷり与える
しっかりとクールダウンさせた後は、肌にたっぷりと化粧水をつけましょう。なるべく刺激のすくない無添加系のローションを使うように。
日焼け肌を白くしようと美白化粧品を使う人がいますが、美白成分には刺激の強いものもあるので、日焼けで炎症を起こした状態の肌ではしみることがあります。
ですので、美白化粧品を使う場合は炎症がある程度赤みが治ってからにしましょう。
また、肌だけでなく身体にも水分を補いましょう。日焼けすることで身体の水分も蒸発していますので、水やお茶などをいつもより多めに飲むよう心がけて。
保湿も忘れずに
化粧水をしっかり補給した後は、乳液やクリームで蓋することもお忘れなく。
日焼けした肌は水分が抜けて乾燥しやすくなっています。乾燥は肌の回復力を妨げてしまうので、水分補給と合わせて行うことが大切です。
ワセリンを塗ってラップで包み込んであげると、保湿力をキープできます。
美白効果のある成分を食べる
日焼けしてしまうと炎症が治るまで、美白化粧品の使用は避けるのがベター。しかし、美白作用のある食品を食べて身体の内側からケアすることは、日焼けした当日でも可能です。
美白効果のある栄養素といえば、ビタミンC・ビタミンE・鉄分・フィトケミカルが挙げられます。
ビタミンCは日焼けの元であるメラニン色素の生成を抑えて、コラーゲンの原料となる成分。また、ビタミンEには肌の回復を早める働きがあり、シミが作られるのを防ぐ働きがあります。相乗効果が期待できるので、できることならビタミンCとビタミンEは一緒に摂るのがオススメ。
ビタミンCをたくさん摂取しても日焼け肌が解消されない場合には、鉄分不足が原因かも?鉄分には、紫外線によって発生する活性酸素を除去するカタラーゼと呼ばれる酵素を作るために必要不可欠な成分なんです。
βカロチンやリコピンなどのフィトケミカルも日焼け肌のケアには欠かせない成分。フィトケミカルが持つ高い抗酸化作用によって、紫外線で生じた活性酸素の働きを抑えることができます。
思った以上に日焼けしてしまったら、これらの栄養が含まれた食品を食べるよう心がけましょう。食品が難しければ、手軽に栄養を補えるサプリメントでも構いませんよ。
いかがですか?
日焼けした肌には、冷す・潤す・保湿するの3つの処置が大切です。できることなら、日焼けしたその日に対処することで健康的な肌を維持することができますよ。
また、肌色を戻したいからといって慌てて美白化粧品を使うのは厳禁。肌の状態が落ち着くのを待ってから使うようにしましょう。どうしても今すぐ美白したいのであれば、美白作用のある食品を食べるという対処法がありますので、そちらから実践していきましょう。
注意すべきは、新たな日焼けを作らないこと。
日焼けした肌に紫外線が当たることで、更なる肌ダメージを受けて回復するのに時間がかかってしまいます。日焼け止めクリームはもちろん、帽子や日よけ傘などで紫外線が直接当たらないように心がけましょう。